2021.11.25

【要注意】歌手オーディションを受けるその前に!オーディション内容のチェックすべきポイント3選

歌手になりたくてインターネットで検索して自ら歌手オーディションに応募したものの、『金銭の要求があった』『どうやら多くの人が合格している』『契約内容が酷いものだった』『想像とちがうものだった』….。
このようなオーディションでのトラブルが後を絶ちません。

オーディション相談を受ける中でそれらのオーディション要項をチェックしていると『危険な匂い』がするオーディションが多くありました。

意外と応募者はオーデイションの内容を把握出来ていないことが多いのです。

ということで、今回はオーデイションを見つけた時にチェックすべきポイントを3つお届けします。
『タイトル』や『キャッチコピー』に躍らされず、しっかりとチェックすることで、危険なオーディションを未然に防ぐことが出来ます!

オーディション内容を隅々までチェック!

もちろん、一般公開されているオーディション情報だけでは100%危険かどうか言い切ることは出来ません。
ですが、怪しいポイントを抑えて、お金を払ってしまったり、契約書にサインしてしまうことのない様に事前にチェックすることが大切です。
以下の3つのポイントを必ず、確認しましょう。

チェック1.合格後どうなるオーディションなのか?

『歌手デビュー』というワードだけで応募していませんか?歌手デビューといっても様々です。定義も人によって異なります。
ですから、どんなデビューなのか?合格するとどうなるのか?しっかり把握することが大切です。

オーディションには大きく分けて2つのタイプがあります。

①合格後のイメージが決まっているパターン

来年7月に放映予定の映画主題歌を歌うシンガー募集
既に活動するダンス&ボーカルユニットの追加メンバー募集オーディション

このように合格後のイメージや形がハッキリしている場合は分かりやすいです!
それがあなたの叶えたい夢なのか?合格後をイメージしてみましょう。
それから応募すると、『思ったのと違った』ということは回避できると思います。

②合格後のイメージが決まっていなく素質や才能を求めてるパターン

●●からデビューする若い才能を探し出すオーディション
合格者は有名プロデューサーが楽曲制作、ボイトレや写真撮影、LIVE出演..などの特典がある

というように合格後のイメージが曖昧な場合、注意が必要です。
⚫︎⚫︎からデビューとレコード会社が記載されているなら、ともかく『メジャーデビュー確約!』や特典が記載されていて、『⚫︎⚫︎のチャンス!』や『全力的にサポート』など一見、凄そうにみえるワードでも、何の確約もない場合が多いです。

チェック2.小さい文字や※印に注意!

一見、「メジャーデビュー」などと書かれていても、オーディション情報を隅々まで読んでください。
小さい文字や※印で「大手レコード会社と提携のレーベルとなります」って書かれていることがあります。決して、提携のレーベルが悪いわけではありません。
ですが、「メジャーデビュー」と聞いて想像するイメージとは違う場合があります。

また多くの特典が記載されていることもあります。

  • 有名プロデューサーが楽曲制作
  • ボイストレーニング
  • LIVE出演
  • Youtubeなどの配信サポート

など、その付近に『これらの参加には有料となります』と記載されていることがあります。
この場合、合格後に金銭の要求があると言うことです.

または『これらをサポート、完全バックアップ』などと記載されていることもあります。
サポートやバックアップと言った場合はそれらの特典が約束されている訳ではありません。

チェック3.免責や同意事項をチェック

主催会社がオーディション商法にならないよう、オーディション要項や応募フォームなどに免責や同意事項を記載してることがあります。
免責とは『責任を問われるのを免れること』ということです。これも目立たない箇所に記載しているのを多く見かけます。

免責や同意事項の例

下記に定める事項については免責されるものとします。
また本オーディションへ応募される方は、本免責事項、及び注意事項の内容を承諾いただいたもの見なしますので、ご了承ください。

▶このような文章の下に様々な確認事項が書かれており、所属契約に費用がかかること、レッスン費や活動費に費用がかかることなどが記載されている場合があります。

ですので、免責や確認事項の記載がないか、しっかりと応募、参加する前に確認することが必要です。

まとめ

以上の3つは最低限、確認するようにしましょう。
大切なことは見難い場所、小さい文字、目立たない様に記載されていることが多いです。

オーディションへ応募される方の多くはタイトルやキャッチコピーに惹かれ、細部を確認することなく応募してしまいます。

ですが、応募して合格後に失敗してしまわないように面倒ですが細部まで確認することで危険なオーディションへの参加も未然に防ぐことが出来ます。
自身で判断が難しい場合はご両親や先生に相談しましょうね!応援しています!

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