2021.05.18
音楽業界スカウトマンの本音、こんな人を求めてます|2021年最新版【歌手になるには】
歌手を目指してる方は、全国にたくさんいます。
では、果たしてどんな人だったらデビュー出来るのか?また、どうしていけばその夢は近づくのか?
オーディションや企画によって求められるものは様々ですが、音楽業界のスカウトマンが実際に新人発掘する上で、求めている以下の3つのポイントについて詳しく解説します。
- アップテンポを歌える人
- 作詞に魅力を感じる人
- 性格・人間性
アップテンポを歌える人
近年のスカウトやオーデイション審査で良かった選曲についてのアンケート結果です。
というように、アップテンポの選曲が圧倒的に好ましい結果でした。
ですが、実際のオーディションや審査の場ではバラードを熱唱する方が非常に多くオーディション会場では1日に同じバラード曲を何度も聞くこともあります。
それだけ、バラードを上手に歌唱する人はたくさんいるのです。
その中でアップテンポの曲を選曲する人は目立ちますし、魅力を感じます。
アップテンポはリズム感や歌唱テクニックなどのスキルが必要になる為、中々挑戦する人が少ないなか、アップテンポの曲を歌唱されると興味が沸き、他の曲も聞いてみたくなります。
また、アップテンポの楽曲はリズムや音符が細かく、難しく感じますが、オリジナリティを表現しやすい特徴があります。
楽曲の中から個性を感じられるのは、審査するうえで大切なポイントになります。
アップテンポとは?
テンポ(Tempo)は速さ、リズム等を意味する意味する言葉です。ですのでアップテンポとは早いテンポの曲となるのですが、ハッキリした定義はありません。
テンポを数値で表すのがBPM。これは1分間辺りの拍数という意味で楽譜にも記載されています。
ですが、楽曲のテンポとは別にメロディーの譜割り(言葉数)もあるので、例えばテンポはゆっくりだけれども、メロディが細かくてリズミカルな曲もあれば反対にテンポを示すBPMの値は高いけれど音符が少なく、バラードのように聴こえる曲もあり、境界線はあいまいです。
審査で好印象だったアップテンポ楽曲の例
♪Mela!/緑黄色社会 BPM=137
♪ハミングバード/Novelbright BPM=140
♪あなたに恋をしてみました/Chay BPM=137
♪Shine/家入レオ BPM=127
♪HELLO/Official髭男Dism BPM=127
作詞に魅力を感じる人
ヒット曲を生むアーティスト達も近年はアーティスト本人が作詞しております。
その詞の魅力がフューチャーされファンを獲得していると言っても過言ではないほど、曲のメッセージ性が重要視されています。
ですから、歌手でメジャーデビューを目指すなら、やはり今の時代、自身で作詞出来たほうが有利です。
言葉遣いや視点にアーティストの個性やメッセージ性が表現されています。
1番大切なのは、その詞を通して「何を伝えたいか?」です。
作詞は誰でも始められます。習う必要もありません。
大切なことは、「自分が言いたいこと」ということ。あなたの想いをあなたのことばで書き出していきましょう。
既に作詞されている方は今一度、詩の出来栄えよりも、真相に「何を伝えるための詩」なのかが書けているかを見直してみましょう。
伝えたいメッセージを再認識した上で、あなたの視点から作詞に挑戦してください。
ワンポイントアドバイス
このようにスカウトマンは作詞に興味があります。ですので、オーディションや面談、審査の際にすぐデータで送れる、または書類をお渡しできる準備をしておきましょう!
性格・人間性
新人発掘する上で歌唱のセンスやスキルはよかったものの、あと一歩で契約に進まなかった際の理由で多かった上位5つの性格、人間性の特徴です。
- 遅刻する、時間などの約束を守らなかった
- やる気が感じられなかった
- 自分のことばかりで周囲の人のことを考えていない言動が多かった
- 現状に満足して向上心がなかった
- こだわりが強すぎて聞く耳を持たなかった
やはり歌手デビューとなると、それ相応の投資をすることになります。歌や作詞などのスキルはもちろんですが、1番は人間性です。
信頼できる人でないと、前に進めることは困難です。
実力さえあればよいというのは間違いです。音楽で仕事をするわけですから、時間などの約束はしっかり守り、向上心を忘れずに誠実に取り組みましょう。
最近はSNSからの新人発掘も増え、その多くのやりとりをDMまたは LINEで行います。
なかなか返事がない、既読すらつかない、このような事で信頼を失うことがあります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
人間性は生まれ育った環境やこれまでの人生で関わってきた人や経験に大きな影響を受けています。急に全てを変えることは出来ません。
ですが、日々の意識の中、見直すだけで高まっていくものですから、人間性を高める努力をしてみてはいかがでですか。
また、せっかく高い人間性をもっていても、オーディションや審査員の前でうまく出せていない人が多いです。緊張や上手く歌なきゃという気持ちが先行するからです。いざという時に自分を表現できるよう努力してみましょう。応援しています!