2021.07.13

Youtube「歌ってみた」著作権の侵害にならない方法!初心者でも分かる

さて、これから「歌ってみた」やってみたいけど著作権がよく分からない、せっかく投稿したのが著作権侵害になってしまうの?など不安を抱えてる方は多いと思います。今回は初めての方にも安心して合法的に「歌ってみた」動画投稿をしていただけるよう

  • 「歌ってみた」をする上で著作権の何がダメなのか?
  • 合法で「歌ってみた」をするにはどうすればいいの?

の解説をしたいと思います。

著作権って何?一体何がダメなの?

「歌ってみた」をする上で避けては通れない、著作権問題。
ただしくは、以下の『著作権』と『著作隣接権(原盤権)』に注意する必要があります。
「歌ってみた」に関連することだけ、簡単にまとめますと、下の図の「音楽をつかう人」が今回Youtubeで動画投稿する「あなた」です。
歌ってみた 著作権

著作権

歌などの作品を作った人が、その作品を使いたい人に対して「使っていい」や「使ったらダメ」を言える権利です。これが作品を作った人に与えられる権利、著作権。
「歌ってみた」では

  • メロディーを作った人
  • 詩を書いた人

の許可が必要となります。

著作隣接権(原盤権)

音楽を形にするのに関わった人に与えられる権利

  • CDを制作した人(演奏者)または会社(レコード会社など)
  • カラオケボックスのカラオケ音源を制作した人や会社

「歌ってみた」で必要になるカラオケ音源(Off vocal)も勝手に使用することは出来ません。

それでは、この『著作権』と『著作隣接権(原盤権)』について、どのようにすれば合法で「歌ってみた」動画の投稿が可能になるのか、それぞれの許可の取り方を解説します。

まずは著作権をクリアする

JASRAC(ジャスラック)って聞いたことないですか?
JASRACっていうのは「著作権管理団体」の団体名称です。
著作権管理団体は著作権の使用料徴収や分配など、その名の通り著作権を管理する団体です。
下の図のように、著作権管理団体が音楽をつくる人とつかう人の間で著作権の管理をしてくれます。
歌ってみた 著作権
youtubeは著作権管理団体の「JASRAC(ジャスラック)」と「NexTone(ネクストーン)」と包括契約を結んでいることから、その2団体が管理する楽曲であれば、個人で「歌ってみた」投稿することが出来ます!

歌いたい曲の著作権の調べ方

JASRACかNexToneが管理する曲であればOKなので、実際に歌いたい曲を調べてみましょう!
まずは、JASRACから
http://www2.jasrac.or.jp/eJwid/
①URLのページにとんだら、ページ下部の「上記の内容に了承して検索に進む」をクリック
②作品タイトル(曲名)やアーテイスト名に「歌ってみた」をやりたい曲を入力し検索します。
③検索結果に出てくればJASRACの管理曲ということですので、歌ってみたの選曲として問題ありません。

JASRACにない場合NexToneで調べてみましょう!
https://www.nex-tone.co.jp/
①URLのページにとんだら、ページ右側の「作品検索」から作品データベースを利用する
②作品名(曲名)やアーテイスト名に「歌ってみた」をやりたい曲を入力し検索します。
③検索結果に出てくればNexToneの管理曲ということですので、歌ってみたの選曲として問題ありません。

このどちらにもない場合は残念ながら、個別に許可をとる必要があります。
なかなか個人では、困難な為、別の曲を選曲することをお勧めします。

また、イラストや動画の権利、著作隣接権(原盤権)については管轄外ですので注意が必要です。

それから著作隣接権(原盤権)をクリアする

メロディーと詩の著作権がクリアした選曲が決まれば、次は歌う時に使用する伴奏やカラオケ音源の問題です。
こちらは「JASRAC」や「NexTone」の管理外の権利となります。
歌ってみた 著作権
『著作隣接権(原盤権)』により元の歌手が販売する市販のCD音源やネットでのダウンロード音源、またカラオケボックスのカラオケ音源を使用することは困難です。
ですから、CDや音源は使用しない別の方法で「歌ってみた」を行いましょう。
合法的に以下の「歌ってみた」伴奏(カラオケ音源)なら問題ありません。

  • 自分で伴奏する
  • Youtubeなどで公開されている利用許諾のある伴奏(カラオケ音源)を使用する
  • 自分用のオリジナル伴奏を制作してもらう

では、それぞれに紹介しましょう。

自分で伴奏する

楽器が弾けるなら、自分で演奏して弾き語るのがオススメです。また音楽制作ソフトや録音機材を使用して、自作の伴奏・オフボーカル音源を作成するのもアリです。
自分で演奏するのでキーやテンポなども自分に合わせられるのも、この方法の良いところです!

利用許諾のある伴奏(カラオケ音源)を使用する

Youtubeなどで公開されている「歌ってみた」などでこの音源使っていいですよ!と、その音源の制作者が使用を許可していたら、使うことができます。
但し、音源を使う場合の条件付きのものもありますので、使用の際には、概要欄を確認の上、使いましょう。

Youtube検索で「曲名 オフボーカル音源」または「曲名 カラオケ音源」などで検索してみましょう。

有名なのはこちらの2つです。各チャンネルの概要欄にて利用方法を確認しましょう。

カラオケ歌っちゃ王

生音風カラオケ屋

使用上のルールを守って利用してくださいね

自分専用のオリジナル伴奏の制作を依頼する

一番、高音質なのはこれ!「歌ってみた」用のカラオケ音源を自分専用のキーやテンポで制作してもらうのです。
この場合、高音質でしかも、自分にあった音源となる為、歌唱のクオリティー自体も良くなります。
周りと差をつけた「歌ってみた」にするには費用はかかりますが、オススメです!

では、カラオケ音源の制作ってどこに依頼すれば良いのでしょうか。
多くの音楽制作会社が制作してくれますが、最近では個人クリエーターがいて、制作費用もクオリティーも幅があります。
市販のCD音源のようなタイプだと3~6万円くらいが相場となります。
ピアノやギターでのオリジナル伴奏だと、その半額くらいというところでしょう。

中には個人クリエーターが数千円で受けてることもありますが、クオリティーを求めるなら、安すぎるのはオススメしません。

まとめ

いかがでしたか?
Youtubeで「歌ってみた」動画投稿する際には
①曲が決まればJASRACまたはNexToneのどちらかが管理する楽曲であること
②使用する伴奏(カラオケ音源・オフボーカル音源)は自分でするか、利用許諾のあるもの、または自分用に制作してもらう
これで個人の投稿は問題ありません。

お悩みの解消になりましたか?
それでは、素敵な動画投稿になりますように!応援しています!!

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