2022.01.14

【歌が上手くなりたい】ボイトレ~メカニズム編~自分の本当の声知ってる?声帯の仕組み

ボイトレ、メカニズム編。今回は「声帯の仕組み」についてです。

声帯の仕組みなんぞ、知らなくたって声は出ますし、歌を歌うこともできます。

ですが、歌が上手くなるために、基本的な仕組みをしっておく方が様々なボイストレーニングをする上で理由や目的がハッキリします。
そこがハッキリするとより効果的なトレーニングとなりますし、それより何よりしっくりきます!!

詳細は覚えなくてもいいので、ざっくりと仕組みを理解しておきましょう!

声になる工程

息を出す、肺から空気が出る

声を出そうとすると肺から空気が出ます。吐く息です。

出た空気が『声帯』にあたって振動する

呼気により声帯が振動する、その振動音が声の源となります。

共鳴する

声帯の振動音が声道で共鳴させる

声となって出てくる

声道で共鳴した音が口から声として出てくる

ざっくりと、このような工程で『声』になります。
吐く息が声帯を振動させることで声になる。まずは、ここでしっかりと振動させることが必要なわけです。
いくら小手先のテクニックを身に付けたとしても、しっかりと振動しなければ意味がありません。

またこの振動音を生かすも殺すも、「声道」での共鳴となるわけです。

  • 声帯をしっかりと振動させること
  • 声道でいい状態のまま共鳴させること

この2つが、ボイトレでとても重要になるのです。

声帯はどこにある?

それでは今回の本題、『声帯』です。
声帯は喉、喉仏の裏にあります。下記図をご参照ください。

声帯の場所

なんとなく声帯のあたり、喉仏付近に優しく手をおいて「あ~」と声を出してみると振動を感じることと思います。

声帯は上から見るとこのような形で声を出すとき、出さない時で大きく形が変わります。

声帯の振動

声帯の長さ

成人男性で約17~21mm
成人女性で約12~17mm
体の成長につれて長くなり、思春期に入るころに休息に成長(声変わり)して声帯は成人の長さになる。

声帯の長さが短いほど振動数が大きくなる為、声が高くなります。
赤ちゃんの鳴き声は声が高いですよね!

普段呼吸しているときは空気を多く通すために声帯は開いています。
そして声を出すときに、声帯(声門)は閉鎖し、声帯のヒダが互いに寄せられます。その寄せられた声帯から呼気が通り抜けることで振動するのです。

まとめ

ということで声の仕組みで重要なのは

  • 声帯をしっかりと振動させること
  • 声道でいい状態のまま共鳴させること

ですね!今回はその『声帯』の仕組みについてお届けしました。

振動させるには肺からの呼気が必要です。
前項でお届けした「呼吸」これが大きくかかわっています。
しっかりと閉鎖した声帯に効率よく呼気をあてて振動させるためです。
振動している声帯の場所を再確認してみてくださいね!引き続き、応援しています。

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