2021.06.17

オーディションに受かるデモ音源とは?【歌手志望の方必見】デモ音源の作り方4選

歌手のオーディションの第一関門はデモ音源です。それを突破するにはどんなデモ音源を用意したら良いのでしょうか。作り方は何種類かありますが、多くの応募者から、審査員の興味をひくにはポイントを抑えてクオリティの高い音源を作る必要があります。

今回の記事では、
・スマホで録音
・カラオケボックスで録音
・レコーディングスタジオで録音
・自宅で機材を揃えて録音
と4種類のデモ音源の作り方について、そのコツと注意点、そして審査でマイナスになるNGデモ音源についてを解説します。

審査でマイナスになる、こんなデモ音源はNG!

数多くのデモ音源を聞き、日々審査にあたる審査員のお声で、こんなデモ音源はいや!というNGデモ音源は以下の通りです。

  • 録音音量が小さすぎる
  • 雑音が多い
  • 音量が急に大きくなったり、複数曲の際の音量のバラツキ
  • エコーや修正をかけすぎ
  • 聞けない

そんなNGデモ音源にならない為に、次項のポイントを抑えて、質の高いデモ音源を作り、周りと差をつけましょう。

用意するカラオケ音源も審査の対象に!

いいデモ音源を作成するのに歌声ももちろんですが、カラオケ音源の音質も深く関わってきます。いくら上手に歌えていてもカラオケ音源の音質やクオリティの悪さが目立ってしまうと残念なデモ音源となります。
カバー曲を歌唱する際には、アーティスト本人がリリースしているCDに収録されているカラオケ音源が断トツで高品質です。これを使用することを強くオススメします。

オーディションに受かるデモ音源の作り方4選とそのコツ

デモ音源は様々な作り方があります。ここでは主な4つの作り方を紹介します。
それぞれの作り方を見比べて、自分にあった録音方法で質の高いデモ音源をつくりましょう。

1.スマホで録音

いちばん気軽に作れるのがコレ、スマホです!
レコーディングのアプリを使えば、立派な録音機材となります。しかも無料アプリも豊富にあります。(中には課金されるものもあるので注意してくださいね)アプリによって操作方法が違う為、いくつか試してみて自分に合うものをチョイスするのがベストです。

iPhoneユーザーなら純正アプリの「GarageBand」がオススメです。
なぜなら、GarageBandはパソコンのDTMとしても有名なソフトですので、細かい操作が可能ですので自分好みに調整しやすいアプリとなります。

まずはカラオケ音源を流して録音、読み込みしてから、そのカラオケ音源に合わせて歌を録音となります。

スマホで録音のコツと注意点

  • ▷多重録音できるアプリがオススメ
    カラオケ音源とボーカルの音量調節など後から操作できるように多重録音対応のアプリがよいです。
  • ▷ボーカルを録音する際の雑音に注意
    ボーカル以外の音が入らないようにしましょう
  • ▷エフェクトのかけ過ぎに注意
    あくまでもオーディション向けの為、エコーやエコライザーなどのエフェクトのかけ過ぎに注意しましょう

スマホは無料で録れるので雑音の入らない場所があるなら気軽にチャレンジできますね

2.カラオケボックスで録音

機械操作が苦手な方に一番人気なのがコレ!カラオケボックスでの録音です。
カラオケボックスの使用料はもちろんかかりますが、簡単にデモ音源が完成します。
オススメはカラオケDAMの録音サービス『即席カラオケプレス2』です。
https://www.clubdam.com/app/dam/dam/cdpress2/
録音するためのCD代が別途必要になります。第一興商直営のビックエコーや、最新機種の置いているカラオケ店で作る事ができます。お近くの店舗にこのサービスがあるかご確認の上、行ってくださいね。

カラオケボックスで録音のコツと注意点

  • ▷ガイドメロディをOFF
    ボーカルの邪魔になりますので、必ず録音の前にガイドメロディやコーラスなどの装飾音はOFFにしましょう
  • ▷エフェクトのかけ過ぎに注意
    カラオケのエコーは強すぎるため注意が必要です。エコーは控え目にしましょう。

カラオケボックスは歌いたい曲がカラオケに入ってるなら簡単でオススメです!

3.レコーディングスタジオで録音

ちょっと本格的に人と差を付けたい人はこれ!レコーディングスタジオでの録音。
レコスタでのレコーディングはハードルが高いと思うかもしれませんが、クオリティに差がつきますのでオススメの方法です。
スタジオにもよりますが個人では揃えきれない高価な機材、プロが使用する環境でのレコーディングが可能です。
スタジオの大きさにもよりますが1時間5~8,000円ほど。カラオケボックスに比べると随分高いですがクオリティを求めるなら一番の方法です。
 また1曲のレコーディングであっても1時間では不慣れな場合は時間が足りなくなってしまいます。デモ音源なら2時間くらいがオススメです。

レコーディングスタジオで録音のコツと注意点

  • ▷カラオケ音源の音質
    ボーカルの音質はレコスタで無問題ですが、カラオケ音源の音質が悪いと台無しになってしまします。カラオケ音源の音質にも注意しましょう。
  • ▷ボーカル録音に慣れたスタジオ
    ボーカルの録音クオリティはエンジニアの腕にも左右されます。ボーカル録音実績の多いスタジオで録音できるとより高品質にしあがります。

レコーディングスタジオはプロ歌手と同じ、機材で録音できるから費用はかかるけどハイクオリティ!

4.自宅で機材を揃えて録音

一番難しくて、一番お金がかかるけれども、自分でデモ音源や作品作りを続けていくならこの方法もありです。
ボーカルだけでなく、作曲やアレンジ、DTMに興味のある方はオススメです。
機材の規模と知識の有無で品質に驚くほどの差が出ます。

自宅でレコーディング出来るようにする為に必要な機材

1.パソコン

ソフトやつなぐ機材にもよりますが余裕を持ったスペックのPCが必要です(10万円~)

2.オーディオインターフェース

パソコンとマイクを繋ぐ機材です。この機材の良し悪しはボーカル録音に大きく左右します。(数万円~)

3.編集ソフト(DAW)

プロが支持するPro Tools(プロツールス)をはじめLogic Proや
Cubase(キューベース)が主なソフトとなります。(数万円~)

4.マイク

マイクの種類もピンキリです。大事なボーカル録音ですのであまりにも安価なものは避けましょう。(数万円~)

あとはそれらを繋ぐケーブルやスピーカー、ヘッドフォンなどの小物です。
近年は比較的安価な機材もありますので、工夫すれば想像以上に安くすむかもしれませんが、機材によって仕上がりが大きく変わります。またそれらを使いこなすには、それなりの技術も必要になります。デモ音源の録音の為だけにこの方法はオススメしません。

自宅での録音は自身でDTMされる方、今後作品作りをされる方にはオススメ!デモ音源だけなら不向きですね!

まとめ

今回はデモ音源の録音についてお届けしました。
録音方法もいろいろな方法があります。それによってクオリティもそれぞれ違ってきます。
ですが、オーディションで一番大切なのはあなたの「個性」と「実力」です。
あなたの魅力が、たくさん伝わるよう、気持ちを込めて歌ってくださいね!!応援してます!!