2021.06.01

プロが教える、カラオケで断然うまく聞こえるマイクの持ち方とマイクテクニック

カラオケで歌う時、マイクをどうやって持っていますか?
なんとなくマイクを握って歌いますが、持ち方やマイクの向きなど人によって違いますよね。持ち方にキャラが出たりもしますよね(笑)

でも、このマイクの持ち方、ポイントをおさえるとカラオケでの歌がうまくなるのです。
逆に歌唱力があっても声をしっかりと拾えなければ、聴き手に届くはずのものもきちんと届きませんよね。
というわけで、明日からすぐマネできるカラオケで断然うまく聞こえるマイクテクニックをお教えします。

マイクの特性

マイクの持ち方

この写真の中でマイクの持ち方が一番良いのはどの写真と思いますか?

カラオケに設置されているマイクの殆どは「ダイナミックマイク」と呼ばれる種類のものです。ダイナミックマイクとは前方の音や声を拾うことに特化した単一指向性からスピーチ・カラオケ・ライブなどのシーンで大活躍していますが、声をあてる方向を少し気をつけないと声の入りが全然違うのです。多くの方はマイクの扱い方を知らないですよね…。
マイクの特性を活かした持ち方とマイクテクニックを意識するだけで断然うまく聞こえるのです。

マイクの持ち方3つのポイント

 

正しいマイクの持ち方

先ほどの写真でマイクの持ち方ベストワンはこの写真です。見た目とかではなく、断然うまく聞こえる一番声がマイクに通る持ち方と向きです。
マイクの特性を踏まえたマイクに一番声が通りやすい断然うまく聞こえる持ち方のポイントは3つです。持ち方だけで変わりますので、是非これを実践してみましょう。

1.マイクの先端を口の正面に向ける

マイクの図

マイクは縦ではなく、水平に持ち、ダイナミックマイクの特性が上の図のようにマイクの真正面から来る音のみ拾うので、口の正面にマイクの先端が向くようにしましょう。マイクが床と平行になるイメージです。マイクの角度を間違えて歌うと、マイクが声を拾いにくい状態になりますので気をつけてください。

2.マイクと口の距離はこぶし1つ分くらいが目安

こぶし1つ分くらいの距離を意識してマイクを持ちましょう。
マイクは近づくほど中低域を多く増幅する効果もあるので、こしのある太い音になります。声が少し細く感じる場合には少しだけ、近づけてみましょう。

3.ほんの少し顔を上向きに

これはマイクの特性ではなく、顔を少し上げると息の通り道ができて、声が出やすくなります。上げすぎたり、顎を引きすぎると、喉を圧迫させて声の邪魔になりますので注意しましょう。

マイクテクニック

マイクを3つのポイントを意識して持つことができたら、次にすることは、そのマイクポジションを固定することです。
カラオケで1曲歌うのに約5分、腕の力だけでマイクを握っていると歌っている最中に重みで自然に距離や向きが微妙にズレてしまうことが多いです。

マイクポジションを固定するためにマイクを持つ手の方の脇を閉め、脇に何かを挟んで落とさないようなつもりで持ってください。

手や腕で持つのではなく、脇で持つイメージをするとポジションを固定しやすくなります。

顔とマイクポジションの固定が出来たら、曲の最初の低い部分だけ、ほんの少しマイクを口に近づけます。また高音で張るメロディの部分は逆にほんの少し遠ざけてみましょう。

それから、上手くマイクに声をあてられるようになったら「距離」を意識してみましょう。
マイクに向かって歌いますが、Aメロは近くに、Bメロはその先に、そしてサビはマイクの先の遠くへと距離感を感じて歌うことで更にダイナミックな歌を届けられるようになります!

マイクのダメな扱い方

1.マイクを縦に持つ

ダメなマイクの持ち方

カラオケでよくある、この持ち方。見た目はお上品で可愛く見えますが、マイクを縦に持って歌うと、マイクに声が入りにくくなります。また、マイクの先端部分に口を向けるために顎が引き気味になり、喉が圧迫されて声にまで影響が出ますので注意してください。

2.マイクのヘッドを握ったり、叩いたりすること

マイクの先端の丸い部分、ヘッドを持つのは避けましょう。プロ歌手がカッコよくヘッドに触れたもち方をしていることがありますが、ヘッドを握ってしまうと、ハウリングといって「キーン」といったような音がスピーカーから起こったり、声がこもる要因にになります。ですので、マイクの持ち方として好ましくありません。
また音が出るか出ないかを確認するため、ヘッドを叩くのも好ましくありません。故障の原因にもなりかねます。

まとめ

マイクの正しい持ち方、扱い方について解説しました。
ポイントはマイクのヘッドに触れように気を付けて、口の正面にマイクの正面を向ける、マイクの持ち手が床に対して平行になるようにします。
しっかり歌えていても、マイクに声が届かなければ意味がありません。
正しい持ち方をすることで、断然うまく聴こえるようになるはずです。
ぜひ試してみてください!