2022.01.14
【フリーランスで歌手活動】事務所やレコード会社に頼らず個人で歌手になる!STEP1~自分の曲を作る~
事務所(プロダクション)、レコード会社へ所属し歌手デビューするメジャーデビューの道だけが「歌手」ではありません。
歌う人+歌う曲があれば活動は行えます
そして、それを応援してくれるファンを増やすことができれば、
プロの歌手として活動ができます。
ファンがいるということは、商品を制作したり・ライブを企画すれば、それを買ってくれる人がいるということですので自身の収入へとなります。
また、ファンが増えることで、音楽業界から注目を浴びるようになります。
近年はレコード会社も既にファンを獲得している人をスカウトする傾向があります。
なぜなら、既に人気があるということは更に出資をすれば、更に人気が出るであろうという予測がつくからです。
このような理由から最近は個人で歌手活動される方が増えてきました。
プロを目指して自身のスキルを向上させながら、歌手活動を並行させファンを増やしていくのです。
では、まず何から始めればいいのでしょうか?
- そろそろ動き出したい、自分で活動してみたい
- 色んなチャンスを狙いたいからオーディション応募と併用してファンを獲得したい
- 自分で歌手活動したいけど、曲がない
- 仕事をしながらプロ歌手を目指したい
- 好きな音楽をずっと続けたい
そんな方に、今回はフリーランスで歌手活動するためのファーストステップ、自身のオリジナル曲を作ることについてお届けします。
目次
オリジナル曲ってどのように出来るの?
歌う人と歌う曲があれば、歌手として活動できます。
その歌う曲が自分のオリジナル曲であれば、CD化したり、ネット配信などで収益を得ることができますよね!
自分で活動するには、『自身で作曲・作詞できる人、いわゆるシンガーソングライターじゃないといけないのでは?』と思う人が多いです。
ですが、それぞれのプロに制作を依頼することが可能です!!
まずオリジナル曲を制作するのに必要な工程は以下となります。覚えておきましょう!
自分が言いたい事、伝えたいことを詞にする
歌うパートのメロディを考える
②でできたメロディにコード(和音)を付ける。和音をつけることで雰囲気や世界観が生まれます。同じメロディでもコードにより大きく印象が変わります。
※この工程は作曲者が行うことも、編曲者が担当することもあります。
出来たメロディーとコードに合わせて楽器の構成を考え、それぞれの楽器の演奏フレーズを決定することをアレンジといいます。
オリジナル曲の完成
出来た曲に歌の録音をします。ここで生楽器の録音をすることもあります。
録音したものとアレンジした伴奏のバランス調整をします。
CDまたはネット配信するための音源の最終仕上げ
オリジナル作品の完成
※①~④は作り手により工程の順番がまちまちです。
※⑤~⑦は主にレコーディングスタジオ、音楽制作会社が行います。
オリジナル曲どうやって作る?
オリジナル曲が出来るまでの工程が分かったところで、今回はまず①~④の曲の完成部分まで曲どうやって作るか?です。
自分で作る
上記①~④の制作費をかけずに自身で出来るにこしたことはありません。
自身で制作可能なら、自身の作品の他、楽曲提供など他の仕事も広がります。
制作を依頼する
なかなか自身で制作出来る人は少数です。
それなら、いっそのこと、それぞれのプロに制作依頼をしましょう。
費用がかかるデメリットはありますが、プロに制作を任せることで、ライバルと差をつけることが出来ます!!
制作費の相場
作家の経歴などにより制作費の幅はとても広いです。おおよその参考額が以下となります。
作詞
20,000~60,000円
作曲
40,000~100,000円
編曲
60,000~150,000円
編曲は楽器数やジャンル、どんな内容にするかによって大きく変動します。
例えば、ピアノのみのシンプるな伴奏もあれば、フルバンドやオーケストラなど、より豪華にすることも出来ます。楽器数=トラック数が増えれば、制作料も上がります。
出来るところだけ自分でする
全てを自作、または依頼するではなく、自身で出来そうなところまで自分で制作し、その他をプロに任せるのです。私のオススメはこれです!
作詞
詞に決まりはありません。自身の伝えたいことを日々メモに書き留め、1曲の作品としてまとめるのです。これは是非、自身でチャレンジしてみることをオススメします。
作曲
作曲について難しいイメージを持たれる方が多いですが、鼻歌やラララなど思い浮かんだ自作のメロディーをスマホなどに録音することで作曲ができます。
編曲
編曲について、ここが一番ハードルが高い部門、楽器や機材がないと困難です。
ここの楽器などの選択がサウンドのクオリティに大きく関わってきますのでプロに任せることをオススメします。
オリジナル曲制作でありがちな失敗パターン
DTMに手を出してしまう
オリジナル曲を自作する目的でDTMに手をしまうことです。
DTMとはDesk Top Music(デスクトップミュージック)の略で、パソコンを使って音楽を制作、編集する事の総称です。
- 既に知識やスキルのある方
- 歌手としてではなく、作曲家または編曲・アレンジャーとして楽曲提供したい方
このような方にはもちろん必要なDTMです。
ですが、歌手として活動するため、オリジナル曲の作曲を…と。
DTMに手を出す方がいます。DTMを始めるなら、それなりの機材を揃える必要があります。
また、揃えたところで、使うことは出来ません。使い方を習得する必要があります。またその腕で楽曲のクオリティが大きく左右されます。
歌手活動の為に、作曲をしたいだけなのに、高額なDTM機材を購入、それからその知識を学ぶためにスクールが必要になり、本来の『歌』の活動が中々できないというのはよくある話です。
オリジナル曲の制作で注意すること!
著作権について
楽曲制作にあたり、最近では「無料で曲を作ってあげる」「特別に格安で曲制作します」という人が現れたり、SNS等のDMでお誘いがくる場合があります。
オリジナル曲、作品を作るにあたって、注意しなければならないのが
『著作権』です。
メロディと詞には著作権が発生します。
個人的に無償で作ってあげる、特別に格安で・・・という甘い言葉にのり、後にこの著作権についてトラブルとなるケースがあります。
- 無償でつくってくれたけど、活動が有名になって多くの収益を生むようになった時に金銭の要求をされた
- 音楽業界からメジャーへのお話が来た、その際に著作権について揉めた
などなど、有名になってから金銭の要求や権利でトラブルになることもあります。
曲や詞の制作において、個人とのやりとりは慎重に行う必要があります。
まとめ
- オリジナル曲を作るには①作詞②作曲③コード④アレンジの工程が必要
- 全て自身が出来なくてもOK!出来るところは作って後はサウンドのプロに任せましょう!
- オリジナル曲を作るために遠回りにならないようDTMは必要に応じて行うべし
- 著作権についてトラブルにならないよう個人との取引には十分に注意する
以上、フリーランスで歌手活動するためのファーストステップ、自身のオリジナル曲を作ることについてお届けしました。引き続き、応援しています!