2021.06.08

プロが教える!カラオケ攻略法|優里♪ドライフラワー|プロっぽく聴かせるコツ

大人気の優里が歌う「ドライフラワー」。男女ともにカラオケ人気曲でもあります。
今回はこの♪ドライフラワーをうまく歌うコツをお届けします。

優里「ドライフラワー」の分析


「ドライフラワー」は優里の代表曲「かくれんぼ」のアフターストーリーとなる楽曲。
失恋を引きずる彼氏を描いていた「かくれんぼ」で探されていた彼女目線の歌詞となるようです。歌詞の世界観を感じながら歌うことも歌ウマにつながる1歩になります。

音域・キーの合わせ方

ドライフラワー 優里

曲の音域は1オクターブ半。広すぎない音域なので女性でも歌う方が多いです!
J-POPの平均的な幅です。

一番低い音はG3「ソ」1番のAメロの「いいね」の「ね」など
ここは出しやすいと思います、低音は問題なし。

一番高い地声はB4「シ」 2番のBメロに登場
けっこう高いです。難しい場合は裏声にしてもOK!

ファルセットの最高音はC5「ド」1番のサビの「嫌いじゃないの」の「な」など
ちょっと高めかもしれません。


サビでよく出てくるA4「ラ」(「声も顔も」の「か」など)、ここは出来れば地声で歌いたい所
なので(男性にとっては少し高め)地声が出ない方はキーを下げて調整するのがいいでしょう。

女性は歌う場合は#3がベストかと思います。

ですが、
サビの「顔も」の「か」の音が地声ででない場合はキーを下げて調整しましょう。

これはUruのカバーで#2となります。

男女ともにキー合わせのポイントはサビの地声「♪声も顔も」の「か」がきれいな地声で発声出来るキーで歌うのがベスト!

優里「ドライフラワー」を上手く歌うコツ

メロディラインは覚えやすいキャッチ―な曲ですが、雰囲気を出すには歌い手の力が必要になります。実際に優里さんも細かいテクニックを使って歌いあげています。
上手く歌うコツはブロックごとにお届けします。

Aメロの攻略法

このブロックは語りのパートです。
歌詞の通り、少し拗ねた感じでつぶやくように歌うのがコツです。
口はほとんど使わないで、近くにそっと置くようなイメージで息を多めに出しながら歌ってみましょう。

歌詞をはっきり言おうとすると子音が出過ぎてムードがなくなります。
歌詞は曖昧になってもつぶやき声の声色でメッセージを伝えるのがAメロのコツです。

上級ポイント
口先の子音は囁く程度に、母音で音程と響きをつくるのが歌唱力アップのポイントです。
まずは言葉を入れず、母音だけで何度か歌唱してみましょう。リズムに母音を合わせるイメージで声量よりも響き重視です。
母音だけで上手く歌えるようになってきたら、そこにほんの少し子音を足して調整すると良いでしょう。

Bメロの攻略法

Aメロからガラっと雰囲気が変わるBメロ。裏声もあるし、音程も跳躍するので、この曲の一番難しいパートとなります。細かいリズムや声色のテクニックが多く使われています。

Bメロの攻略には2つポイントがあります

母音ずらしのテクニック(サビでも使います)

ほんの少し母音の立ち上がりを遅らせることで雰囲気を残しながらビートを出すテクニックです。
例えば
♪もしいつかの「も」は「むお」
♪どこかで「どぅお」
♪こーともの「こ」は「くお」
と言葉入りの母音をずらしてみてください。【注意】ほんの少しです

「ん」「っ」を使って細かいリズムに乗る

歌詞にはない、「ん」と「っ」を入れることで、リズムに乗りやすくなり一気にビート感がでます。
♪くれるかなの「かな」は「かんな」
♪話せないけれどの「はな」は「はんな」に「ない」を「なっい」、「けれど」は「けんれっどー」
♪あなたが眠った後にの「あなた」を「あんなたんが」、「あとに」は「あっとに」

上級ポイント
地声と裏声の使い分けが魅力なパートになります。
♪もしいつかの「もしい」までは地声で強く出し、「つか」、は裏声にして優しく置く
地声と裏声の使い分けの強弱を意識してみましょう。

サビの攻略法

泣き歌いのサビパート。泣いてる風な泣き声で歌うのがポイント。
口を縦に使わず横に使うイメージで歌ってみましょう。表情で歌声も変わります、このパートは表情も泣き顔で感情を込めましょう。優里さんは少しガナリ声で歌っています。

母音ずらし(Bメロと同じテクニックです)

♪声も顔もの「こえ」は「くぉえ」。「かお」は「くぅあお」
♪全部全部の「ぜ」は「ずぇ」

語尾ゆらし

フレーズの語尾を少し揺らす、あくまでも感情で声が揺れてしまうイメージで。
♪不器用なとこもの「も~~~」などフレーズの最後でビブラートというより、感情を込めて揺れ感を出すと良いです。

リズム重視のフレーズ

♪ドライフラワーの後の「み・た・い きみとのひび」はリズム重視で歌ってみましょう。
み・た・いはそれぞれ8分音符なので、同じ長さでタン・タン・タン
きみとが1拍3連のリズムなので1泊の中にき・み・とが同じ長さでタタタ
のひびはタンタタなので、合わせるとかっこ【 】を1拍として、【タンタン】【タン 】【タタタ】【タンタタ】となります。
これをしっかり感じて歌いましょう。

上級ポイント
サビの後半に「きっと」が4回あります。この「きっと」には主人公の色々な思いが困れています。ただなんとなく繰り返すのではなく、自分なりの感情を込めて、4回それぞれの「きっと」で歌い方を変えてみましょう。
優里さんも少しづつ変化を付けてますね!

まとめ

いかがでしたか?
この曲の歌唱ポイントは、大きく分けて2つ。

1.感情表現豊かに歌うこと

歌詞をしっかり読んで、その歌詞の意味を自分なりに理解し映像をイメージします。
その主人公の気持ちになりきって表現を付けて歌いましょう。表情でも表現してみましょう。
そうすることで細かい表現までされて、魅力は倍増します。

2.リズム

細かいリズムを感じて歌うことで歌にビート感が出てよりプロっぽく歌うことができます。
優里さんも使っている「ん」や「っ」を使ってビート感を出してみましょう。

これを意識するだけで魅力的にドライフラワーを歌うことができるようになります。
是非、ここで紹介した歌い方のコツを繰り返し練習して、ドライフラワーを得意の1曲にしてくださいね!

更なるステップアップにはボイトレが必須です。ご興味のある方は是非、体験してみてください。

徹底比較!歌がうまくなりたい。ボイトレするなら【独学vsスクール】どっち?あなたのタイプを診断

ボイトレスクール選び、その決め方間違っていませんか?|絶対に後悔しないスクール選びのポイント教えます